現在は「ライフプラン受難の時代」だと思う。その主たる原因は賃金ダウンの圧力だ。その象徴的な出来事が住宅ローンの返済に困窮するビジネスマンが増えていることである。

2009年12月4日に施行された中小企業金融円滑化法は、金融機関に住宅ローンの借り手から負担軽減の相談があった場合、できる限り対応するよう求めた。その結果、ボーナス分の返済月に当たる10年1月に入って、金融機関の窓口には数多くの相談者がつめかけるようになったのである。