「人に宣言する」ことで、無意識を味方につける

そして、期限をもっと現実的にしていくためのいい方法があります。

それは、「人に宣言する」ことです。

そうすることで、先延ばしをやめる効力はより発揮されます。

なぜなら、人に言うと、こう思いませんか?

「言っちゃったからなあ」

そう。なんだかんだ真面目な(笑)あなたは、律儀に約束を守ろうとするのです。

また、人に宣言すると、強力なものを味方につけることができます。

それは、「人の無意識」です。

人の意識には、「意識(顕在意識)」と「無意識(潜在意識)」があります。意識はわずか5%、残りの95%は無意識が占めていると言われています。

「意識」は、自分でも自覚している意識のことで、自分でコントロールすることができます。

一方で「無意識」は、自分で自覚していない意識のこと。見たもの、聞いたもの、知ったこと、感じたことが蓄積されている領域とも言われます。

自分でコントロールすることはできません。しかし、夢や、ひらめき、直観といった形で、力を発揮します。

複数人で出てくるアイデアを木製ブロックで表す
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「宣言」は伝えた人にも影響する

「いついつまでに、私はこうするよ」「いついつまでに、私はこうなるよ」と公言すると、その無意識を味方につけることができる、というわけです。

これは、かなり強力です。

人に言ったことは、ほかならぬ自分自身が聞いているのですよね。

つまり、自分の「無意識」に対して、宣言することができるのです。

「いついつまでに、私はこうするよ」「いついつまでに、私はこうなるよ」と。

そんなふうに人に言うことで、自分の無意識に宣言することができますが、それと同時に、その宣言を聞いた人の無意識の中でも、同じことが起こります。

そうやって、より多くの人の無意識の中に同じイメージが存在することで、あなたの想いは、より現実化しやすくなっていきます。