ネタ選びには5つのポイントがある
1 「12」のテーマで雑談が自然と盛り上がる
2 雑談にはふさわしくないNGネタに要注意
◆雑談のおもな効果
●会話の入口となる。
●相手に興味を持っていることを示す。
●初対面の緊張感を解く。
●知識を得る。
人間関係を築く上で、雑談は大切です。しかし、
「何を話したらいいかわからない」
「途中で話すネタに詰まってしまう」
「話すことに自信がなく、おもしろい話ができない」
「初対面の人と会うと、緊張して話ができない」
など、雑談に苦手意識を持つ人も多いようです。
ではどうすれば、雑談力は向上するのでしょうか。
会話のプロが著書で紹介していた「ネタ選び」のポイントをまとめると、次の5つになります。
①相手が答えに困らないネタを選ぶ。
②相手が興味を持っているネタを選ぶ。
③相手が「そう、そう」「ある、ある」と共感してくれるネタを選ぶ。
④誰にでも共通しているネタ(身近なネタ)を選ぶ。
⑤あたりさわりのないテーマを選ぶ。
1 「12」のテーマで雑談が自然と盛り上がる
話し方の名著の中で紹介されていた「誰にでも使える(誰とでも話せる)話題」をまとめると、以下の12個が挙げられます(雑談をこちらから切り出すときは、「質問」の形式になることが多い)。
◆誰にでも使える雑談テーマ
●食べ物
「おすすめのレストランがあったら、教えていただけますか?」
「いつもお忙しそうですね。お昼を食べる時間はあるのですか?」
「この近辺だと、○○○というお店が有名だと聞いたのですが、ご存知でしたか?」
●出身地、地域
「○○○さんのご出身はどちらですか? 私は○○○○出身なのですが……」
「こちらに引っ越す前は、どちらにお住まいだったのですか?」
※個人情報の観点から、具体的な住所は聞かない。
●旅行
「最近、旅行に行かれましたか?」
「先日、○○○○にドライブに行ってきたんです。行かれたことはありますか?」
●天気、季節
「今日は昨日に比べると、ずいぶん暖かいですね」
「私は花粉症なんです。○○○さんは大丈夫ですか?」
●スポーツ
「私はよくゴルフに行きます。○○○さんはゴルフをされますか?」
「何か、スポーツをされていたのですか?」
●ペット
「インスタグラムを拝見しました。猫を飼っていらっしゃるのですね?」
「犬を飼ってみたいんですけど、○○○さんは、何かペットは飼われていますか?」
●仕事
「現在の役職について教えていただけますか?」
「最近、朝早く出社されているようですね。どんな仕事をされているのですか?」
●健康
「新型コロナウイルスの感染者数が、少しずつ減ってきましたね」
「その後、おケガの具合はいかがですか?」
●身につけているもの、使っているもの
「その時計、○○○さんの雰囲気に合っていますね。何というブランドの時計ですか?」
「素敵なスーツですね。どちらで買われたんですか?」
「普段からよく使っているスマホアプリがあれば、教えていただけますか?」
●最近のニュース
「今朝こんなニュースがありましたね」
「最近は○○がとても流行っているみたいですね」
●最近の自分のこと/最近の相手のこと
「最近、○○○を始めたんです。○○○さんは、最近ハマっているものとか、ありますか?」
●エンターテインメント
「おすすめの本(映画、音楽、動画、テレビ番組)があったら、教えていただけますか?」