小売大手のイオンが一部店舗で新しい会計システムを始めている。客が自分のスマホで商品バーコードを読み取り、最後にまとめて会計するというものだ。導入の狙いはどこにあるのか。ITライターの酒井麻里子さんが取材した――。
スーパーマーケット係を使用して、デジタル現金レジスタおよびチェックアウトシステム
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お客にバーコードを逐一読み込ませてレジ待ちを解消

イオンリテールが、「レジゴー」という実店舗ならではの新サービスを始めている。

レジゴーでは、顧客は自身のスマホや店頭の貸し出し端末を使い、買い物をしながら商品のバーコードをスキャンする。会計時は、スキャン済みの商品情報が登録されたQRコードを精算機に読み込ませて支払いを行う。