腰痛に苦しめられている人は日本人の成人の10人に1人という。その腰痛の原因のひとつに「腰椎椎間板ヘルニア」がある。腰痛のみならず、悪化すると下肢に感覚障害、運動まひが起こり、重症では身動きできない状態にもなってしまう。

その苦しい腰椎椎間板ヘルニアの中に、1~2カ月で自然治癒してしまうケースのあることがわかり、学会で注目されている。

腰椎椎間板ヘルニアとは……。腰椎椎間板は腰椎と腰椎の間にあり、クッションの役割を担っている。椎間板の中心部にはゼリー状の髄核があり、その周囲を線維輪という竹のような組織が囲んでいる。この線維輪に物理的ストレスが加わって亀裂が生じ、髄核が後方に飛び出してしまったものを腰椎椎間板ヘルニアという。状態によって次の4つに分類されている。