あなたは相づちを打つときに、どんな言葉を使っているだろうか。元ANAのCAで研修講師の三上ナナエさんは「一見何気ない言葉が、実は危ない。たとえば『そうですよね』と『そうなんですね』では、意味合いがまったく変わってくる」という――。

※本稿は、三上ナナエ『その気遣い、むしろ無礼になってます!』(すばる舎)の一部を再編集したものです。

同僚同士のビジネス会話
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相づちは打てばいいというものではない

相づちは話し手に寄り添うためのもの。「あなたの話をきちんと聞いていますよ」のサインです。聞き手が適度な相づちを打ってくれると、話し手はリズムに乗って、とても気持ちよく話せるものです。

ただ、相づちは打てばいいというものではありません。

私は、話をしっかり聞いていると思われたくて、相づち言葉を頻繁に口に出していたら、相手の話を遮ってしまい、「かえって話しづらくしてしまったかな……」と思ったことがあります。

意識したいポイントは、大きく分けて2つあります。