※本稿は、尾石晴『ワーママはるのライフシフト習慣術』(フォレスト出版)の一部を再編集したものです。
家族の幸福度を上げるために、家事の効率化の前にコレをやる
手段から入るとうまくいかない理由
家事の効率化や収納術、便利家電にライフハックを発信するSNS。これらを見て「良さそう。取り入れよう!」と思った経験はないですか?
以前の私は、これが「生活を便利にしてくれるなら」と思って、便利グッズや家事グッズを購入していました。収納は、すべて見える化してくれるようなクリアボックス、ドアにカバンをかけられるハンガー、お風呂まわりの備品を外に出しておくためのカゴなどから、野菜の皮が早く剥けると聞けば、それ専用の器具を買ってみたり、冷凍食品をおいしく保存できる専用の袋なども買っていました。多忙な人でも、子どもがいても「とにかく、これがあれば便利になる!」と思っていたのです。
ところが、数カ月経つと、「使わなくなった収納グッズ」が邪魔になったり、別のモノが上に置かれてスペースを取るだけで使えなくなったりと、家事効率化からほど遠くなった経験があります。
その後、私は家で快適に過ごせるようにするために、片付け収納の資格「ライフオーガナイザー1級」を取りました。そのときに気づいたのが、まず「ものを片付けよう」と思って収納グッズを買う人は、「必ず片付けがうまくいかない」ことです。
なぜかと言うと、収納グッズに合わせて、家にある物を収納したくなるので、本当に必要なものではなく、収納グッズに合わせたものが残るようになってしまうのです。
すると、大事にしているものではなく、スペースに合わせたものが良い場所を取っていき、そのためのメンテナンスが必要になったりと、工夫しているのに使いにくい、家事効率化になかなか結びつかないとなってしまいます。
私の例からも言えるように、家事効率化や家の仕組みをつくりたかったら、一番大事なのは、「自分と家族にとって、何が必要か、何が大事か」を知ることです。