健康を守るためには、どんな食事をとればいいのか。『長生きしたけりゃ小麦は食べるな』(アスコム)を出した医師の本間良子さんは「小麦の食べ過ぎは病気リスクを高める恐れがある。体調不良が続いている人は、まずは3週間、ふだんの食事から小麦を抜いてほしい」という――。
自宅で朝食のサンドイッチを食べています。
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「小麦」を中心にした食生活は健康に大きな影響をおよぼす

疲れが抜けない、体が重だるい、慢性的な便秘や下痢、頭痛や関節痛、肌荒れ、生理不順……。こんな不快な症状が気になって病院へ行っても、「とくに大きな異常はないですよ」といわれる人は少なくないと思います。

そうして、なんとなくやり過ごしてきた不快な症状の原因が、実はあなたが毎日食べている「小麦」だという可能性があると知ったら、どうでしょうか?

毎朝食べている食パン、昼ごはんに食べるうどん、パスタ、そばなどの麺類、おやつの菓子パンやスナック類、そして、夕食のカレーやシチュー、ピザ、餃子。ごくありきたりのふだんの食事に、不快な症状の根本的な原因があるかもしれないのです。

まず、次のチェックリストをやってみてください。

□ しつこい倦怠感を感じる
□ 朝から元気が出なくてなかなか仕事に向かえない
□ ちょっとしたことにイライラしてしまう
□ 顔や手足がむくみやすい
□ 肩や背中がこっている
□ 昼食後(15~16時頃)、よくぼんやりする
□ 夜になると目が冴えて寝つけない
□ 朝起きるのがつらくてなかなか起き上がれない
□ お腹の調子があまりよくない(慢性的な便秘・下痢など)
□ お腹まわりやお尻の脂肪が気になる
□ 風邪がなかなか治らない
□ いつまでも咳が続く
□ 肌荒れ(アトピー性皮膚炎)がひどい
□ 生理不順がひどい
□ 人名や昨日食べたものなどが思い出せない
□ ネガティブな考えにとらわれてしまう