まだまだ出てくる、理想のコートへの条件の数々

管理職層が多くなるPW読者世代。理想のコートの条件として、以下の意見も続々と挙がった。

「素材が大切。上質で、肌触りがいいものが欲しい」(保険)と、着心地と見た目のクラス感が大切だという主張。よくあるファー襟については「暖かいしリッチ感があっていいかも」という人と、外回りが多い職種では「仕事ではNG」とも。ほかにも「その日の気分でストールなどを巻くのでなくてもいい」「つけはずしは面倒」という声も上がる。

また、目立ったのはコート丈の問題。「合わせるボトムとの丈バランスにいつも悩む」(不動産)、「スカートは裾から出てもいいのかどうか……」(金融)などが大多数。「背が低いので余計にバランスが悪く見えないか心配」(保険)という意見も見られ、コートはたくさん持たないぶん、着回し力と中の服を選ばないのは重要なことがわかる。

働く女性たちにとって納得のいくコートの価格とは?

アンケートの結果、コートにかける予算の現状は「5万~10万円未満(32.2%)」がトップ。僅差で「3万~5万円未満(30.5%)」となっている。座談会で挙がったのもほぼ同意見。10万円はひとつのボーダーのようだ。

一方で「シルエットと色が気に入ったら値段は気にせずに購入する。自分のステータスや、相手に与える印象に投資すると思えば決して高くない」(不動産)、「値段に見合う質の良さだったら初期投資としてアリ」(マスコミ)、という投資派も。「値段は関係なく、この先長く着続けられるかを基準に考える」(保険)という意見も印象的だった。

座談会ではさまざまなダウンコートのサンプルを試着してもらいながら本音を引き出した。
撮影=田子芙蓉
座談会ではさまざまなダウンコートのサンプルを試着してもらいながら本音を引き出した。

価格に関しての感覚は割れたが、おおむねその価格にふさわしいかどうかが納得いけば、長く大切に愛用するコートとしてワードローブの仲間入りとなりそうだ。

以上のことをまとめると「見た目はまるで上質なウールコート、けれど実は防寒性に優れた極薄のダウンコート」=キャリア女性が望む究極のコートが出来上がることがアンケート&座談会で導き出せたのだが……。本当にそんなすべてのわがままを満たしたコートが現実的につくれるのだろうか?

「理想のコート」への熱いストーリー、続きは8月末にお届けします!

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