なぜ霞が関の不祥事はなくならないのか。「霞が関」をテーマに2019年から取材を重ねてきたNHK取材班は「不祥事は特定の個人や省庁だけの問題ではない。もっと根が深いものだ。官僚たちは疲弊し、霞が関は弱体化し、存在感を低下させている」と指摘する――。
※本稿は、NHK取材班『霞が関のリアル』(岩波書店)の一部を再編集したものです。
戦後から守り続けてきた「文書主義」が形骸化している
「霞が関のリアル」、2019年3月からNHKのウェブサイト上でスタートしたこのシリーズには2021年1月までに30本を超す記事が掲載された。取材に関わったのは主に社会部の記者たち。事件、医療、環境、教育など専門分野の異なる10人余の記者たちが「霞が関」という1つの取材テーマに向き合った。
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