正式な婚約といえるのか
元婚約者とは同じ集合住宅に住んでおり、亡くなった父親とも顔見知りだった。そのうち付き合いが始まり、母親・佳代は真剣に付き合ってくれるのなら、付き合いを続けたいという気持ちがあり、彼のほうも、「母さえ良ければ結婚を前提としています」といってくれたそうだ。
結婚に向けて話し合う中で、元婚約者は「家族になるのだからこれからは金銭面も含めて全面的にバックアップします」といってくれたという。この文書の中で何度も、金銭的援助をしてくれるといったと出てくるが、これが借金ではなく贈与だという話につながっていく。
2010年9月に婚約したが、婚約指輪の交換はやらず、婚約パーティーも開いていない。週刊現代(2020年12月5日号)で元婚約者は、「婚約したといっても、同居もせず、マンションのお互いの部屋を行き来するのも数えるほど。佳代さんとの間に肉体関係もありませんでした」といっている。もしそうだとしたら、正式な婚約とはいえないのではないか。
それなのに、婚約解消までのわずか2年の間に400万円も金銭的支援を受けていたというのは、甘え過ぎではなかったのかという疑問は残る。
機転がきく? それとも言質をとりたかった?
2012年9月13日午後11時15分(なぜ時間まで分かっているのだろう)、元婚約者から突然、婚約を解消したいという一方的な申し入れを受ける。「理由について尋ねても元婚約者の方からの説明はなく」と、いまだに分からないとしているが、報道によると、彼のほうは、あまりにも母親・佳代からの金の要求が多すぎて負担になったと語っていた。
小室圭の母親から、婚約期間中に受けた支援について清算させてほしいと伝えたところ、先方は返してもらうつもりはなかったという返事が返ってきたという。
この時のやりとりを同席していた小室圭が、「私が録音をしておいた方がよいのではと考え咄嗟に録音」をしたというのだ。その中に、元婚約者の「返してもらうつもりはなかったんだ」という声があるそうだ。
これを機転のきく若者だと見るか、相手から言質をとっておこうと“用意”していたと見るかで、小室圭像はガラッと変わるはずである。
それから11カ月後、元婚約者から手紙が来て、前言を翻し、交際期間中の費用の返済を求めてきたそうだ。そこで、弁護士に相談して、要望には応じかねると伝えたところ、その後、連絡が来ることはなく、偶然会った時にも、その話は出なかったという。