お酒は睡眠の途中で目が覚める原因になってしまう

皆さん、「お酒を飲むと眠くなるじゃないか」と、思われるかもしれません。

ストレス
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確かに、アルコールには入眠作用があるので、最初は眠くなります。でも、睡眠の後半になると今度は逆に作用し、途中で目が覚めたり、朝早く目が覚めたりする原因になるのです。さらに、利尿作用もあるため、膀胱が尿でいっぱいになり、眠りを妨げることもあります。

そうは言っても、ひと仕事終えた夜やリラックスタイムにお酒を飲みたくなる人は少なくないはずです。

そこで、そんなお酒好きの方に、耳寄りな情報をお伝えしておきましょう。実は、お酒を飲む前に、「にごり酢」を飲んでおくだけで、アルコールの分解を早めることが期待できると考えられるのです。

にごり酢とは、伝統的な製法でつくった、ろ過していないお酢のこと。その健康効果が注目され、ネットなどで人気の商品となっています。

もともと、人がアルコールを飲むと、胃や小腸から吸収されて血中に溶け込み、肝臓にたどり着きます。そこで、肝臓にあるアルコール分解酵素によって分解され、尿となって体外に排出されます。

しかし、肝臓がワイン1杯のアルコールを分解するのに2時間かかるという研究もあり、アルコールの分解は肝臓の大きな負担になっていることは確かです。

飲酒前のにごり酢がアルコールの分解を早める

そんなとき、肝臓の強い味方になってくれるのがにごり酢です。

にごり酢には、最近話題の成分である、酢酸菌が含まれています。

酢酸菌とは、アルコールを分解してお酢をつくる菌で、ナタデココや、特定のヨーグルトなどに含まれている、細菌の一種です。

飲酒前ににごり酢を飲んでおくと、体内に吸収される前の一部のアルコールを、胃に届いた酢酸菌が分解してくれると考えられるのです。

つまり、胃に酢酸菌があると、肝臓への負担も少なくて済む可能性があるわけです。

にごり酢はそのままでは酸っぱいので、大さじ1杯を水や炭酸水などに溶かして飲んでもよいでしょう。

飲んだお酒の一部をなかったことにしてくれるのなら、こんなにうれしい話はありません。

ただし、酢酸菌がすべてのアルコールを帳消しにしてくれるわけではありません。

そもそも、アルコールは、免疫力維持のためにも、あくまで適量が鉄則です。にごり酢を飲みはじめたからといって、お酒の飲みすぎにはくれぐれもご注意ください。