晩婚化でも結婚したい女性

晩婚化が叫ばれる現代だが、それはデータにも表れている。厚生労働省の発表する『夫・妻の平均婚姻年齢の年次推移』を見ると、男女の平均婚姻年齢は毎年増加傾向にあることがわかる。また、内閣府が2011年に発表した『人口1000人当たりの女性初婚率の年次推移』を見ても、20代での初婚率が下がり、30代で初婚をする人が増えていることが如実に表れている。

「考え方・生き方の多様化により、結婚が必ずしも必須でなくなった」という捉え方もできるが、国立社会保障・人口問題研究所が発表した『出生動向基本調査』を見ると、未婚女性の約9割に結婚願望があることがわかる。言い換えると、いまは「どんな年代の相手とも、恋愛のチャンスがある時代」といえるかもしれない。

結婚相談所・パートナーエージェントの男性会員割合

自分より年下のパートナーも見つけやすい時代となった感はあるが、では年下パートナーとの恋愛はどうすればうまくいくのか。男性会員の過半数を40代以上が占める結婚相談所・パートナーエージェントに話を聞いた。

「弊社で成婚退会された方の共通点は、夢と現実の折り合いをつけることができる人です。自分の希望をすべて兼ね備えた相手に巡り合う確率は決して高くありませんから、例えば『年下のパートナー』を最優先で考えるのであれば、相手の職業や住所などはある程度、幅を広めに見ることですね。条件に合致する異性をシビアに求めすぎるあまり、誰とも会わないのはもったいないこと。特に結婚相談所は男女で同じ料金の事業者が多いため、それだけ交際に対して真剣な人が多い。実際に会えば進展する可能性は、他の出会いよりも高いといえますから」