最近はがん治療技術の進化で、がんであることを告白後、復帰する著名人・有名人も増えてきた。現在、最も進んだ治療法とはどんなものだろうか。

「白血病=不治の病」は過去のものに

図1.2000年前後から「分子標的薬」が使われ始める
図1.2000年前後から「分子標的薬」が使われ始める

2人に1人が生涯に一度はかかる病気――がん。罹患率は依然、上昇しているものの、75歳未満のがん死亡率は緩やかに低下している。その背景には早期診断・治療の浸透のほか、近年、猛烈な勢いで開発されてきた「分子標的薬」(後述)をはじめとする、がん薬物療法の進化がある。