主婦のただっちさんは、昼夜逆転のだらしのない生活を変えようと、たった3カ月の準備期間で東京大学大学院の受験に臨み、見事合格した。どうやって勉強したのか。ただっちさんは「これまで勉強が続かなかった原因は計画の立て方にあった。未来の自分に『過剰な期待』を抱いてはいけない」という――。

※本稿は、ただっち『普通の主婦が東大大学院に合格して自分の人生を見つけた超勉強法』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

The University of Tokyo's main auditorium.
写真=iStock.com/wnmkm
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勉強が苦手な人は「勉強の方法」を知らないだけ

みなさん、少なからず勉強が続かなかった経験があるのではないでしょうか? 実際に私もそうだったので、ものすごくわかります(一日坊主で終わっちゃうことも!)。これはダメだったから、今度はあの資格……次はこの資格……何度も何度も失敗を重ねて、勉強は自分には向いていないと、負のレッテルを貼っていました。

しかし、それはただの勘違いでした。

単に、「勉強の方法」を知らないだけだったのです。

つまり、今、どんなに勉強が苦手でこれまで成功した例がない方も、勉強方法の見直しをするだけで、理想の自分に近付くチャンスがあるのです!

このなかに思い当たる項目がありませんか?

・毎日の勉強計画を細かく立てている
・計画を立てても守れない・続かない
・参考書を見ながらきれいなノートを作っている

そんなあなたは、勉強方法の見直しが必要です。それでは、具体的な勉強方法を見ていきましょう!

未来の自分に「過剰な期待」を抱いている

計画を立てるときは「フルマラソン」をイメージしよう

勉強を開始する前に、まずは毎日の学習計画作りをしますよね。小学生の頃、夏休みの宿題のスケジュールを立てた記憶がある方も多いのではないでしょうか。計画を立てていた頃を思い出してみてください。計画作りって、いざ始めてみると結構楽しいんですよね。なんだかワクワクしてきて、なんでも達成できるような気さえしてきて、気が付けば一流の学習計画が完成している。

──勉強の好き嫌いに関係なく、そんな経験が誰にでもあると思います。しかし、張り切って立てた学習計画通りに物事を進められるのはごく一部の人だけ。未来の自分に過剰な期待を抱いてしまうことは、誰にでもあります。

明日から早起きして読書する……明日からダイエット本気をだす……明日からは悪口を言わない……とか。明日やろうはばかやろう、とか言いますが、まさにその通り。これまでできなかった人が、いきなり明日できる可能性の方が圧倒的に低いにもかかわらず、明日の自分を高く見積もってしまうのです。

それと同様に、これまで何度も計画倒れにあってきた人でさえ、「一流の学習計画」を作成してしまうというわけなのです。