多人種化している若い世代が運動を支えている

ブラック・ライブス・マター運動の最終目標は、世界からあらゆる人種差別をなくす事だ。そして運動を支えるのは、中高年層と比べて多様化(多人種化)している若いミレニアル・Z世代の存在が大きい。彼らにとって人種差別はもはや他人事ではなく、肌の色を越えて多様な人間が共存する未来を見ている。現に運動は国境を越えて広がり、カナダのトルドー首相もデモに参加するなど、グローバルな人権運動へと移行しつつある。東京・渋谷でのクルド人に対する警察暴力への抗議運動の模様も報道されている。

前出の黒人女性アシュレーさんは言う。

「アメリカの黒人は炭鉱のカナリアみたいなもの。社会の底辺にいる私たち黒人が戦っているのは基本的な人権そのもの。つまり私たちは、全ての人の人権のために戦っていることにもなる。それを世界の人々が分かってくれたら、大きな変革が訪れると思う」

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