■荻原さんCHECK
今の生活を続けるには老後資金2億円必要
このご家庭の場合、住宅ローンも完済しているので、子供の教育費という山を越えれば差し迫って心配になることはないでしょう。これだけの余裕があるなら、後はハッピーリタイアを目指して、老後の資金を貯めることを考えてはいかがでしょうか。外資系勤務で1年単位の雇用契約、45歳という年齢を考えれば、今後は年々収入が目減りしていくことが予想されます。貯められるうちに、できるだけ貯めてしまうほうがいいでしょう。極端な話、収入が完全に途絶えたとしても生活できる分の蓄えを早々に用意してしまえば、安心していられますよね。例えば、ボーナスは全額貯金に回すなどして、年間2000万を貯めていけば10年で2億。それだけの蓄えがあれば、老後もご夫婦で月50万円という今の生活を続けていけます。ご主人もそこは自覚されているようですから、すでに準備を始められているかもしれませんね。
(撮影=川本聖哉)