食は「健康という資産」を作り上げる投資
第2位は『食べる投資』です。「人生100年時代」といわれる今、ただ長生きするだけでなく、肉体や精神を健康に保ち続けることが求められています。そのためには、良質な栄養を取らなければいけません。
著者である満尾正氏は、ハーバード大学の外科代謝栄養研究室で研究員を務め、現在は日本初のアンチエイジング専門病院を経営しています。本書では、「食こそが栄養の基盤であり、栄養知識を身につけて実践することが『健康』という『資産』を作り上げる『投資』になる」という考えにもとづき、最先端の栄養学の知見が語られています。
どういう栄養素を取ればいいのか、あるいは取ってはいけないのかを意識するだけで、日々のパフォーマンスは大きく変わるものです。健康に長生きしたい方にはもちろん、ビジネスの最前線で活躍したい方にも必読の内容といえます。
「1日10分の読書」で変化が訪れる
第3位『10分読書』は、「本は読みたいけど、読む時間がなかなか取れない」「読んでもどうやって役立てればいいのかわからない」という方におすすめの一冊です。国語講師である著者の吉田裕子氏が提案するのは、「自由時間のうち10分間を読書にあてよう」というシンプルなもの。たった10分、されど10分。読書を継続していくうちに、もっと深い本の読み方ができるようになるでしょう。
時間・お金のどちらの面から見ても、読書はきわめてコストパフォーマンスの良い自己投資です。その恩恵を受けるため、まずは1日10分の読書を取り入れてみませんか? 読書に対してハードルの高さを感じていたり、なかなかこれまで読書習慣が定着しなかったりしても、これを読めば本がさらに読みたくなってくること間違いなしです。