「コッテコテの日本人。英語も文化もマナーも知りませーん」。そんな言い訳も、押し寄せるグローバル化の波には通じない。海外経験がなくともペラペラ話せる人はいくらでもいるんです。
外国人とのメールのライティングで英語が身に付いた◎サントリースピリッツ経営戦略部課長 関戸雄一朗さん

Google翻訳を叩き台にステップアップ

4年前、私の英語力は大学を卒業した時点から何も変わっていませんでした。しかし、弊社には「グローバルな人材を育てる」という意識があり、英語力がない状態でも、次第にネイティブの社員(海外支社)と仕事をするようになってきました。

英語の勉強
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その際、メールのライティングにはかなり鍛えられました。メールを書くときは、Google翻訳も活用していました。しかし、直訳したままではおかしな英語になってしまう。わからない言葉や表現、文法が毎回のように出てくるので、逐一、辞書や参考書、ネットなどで調べます。そうやって語彙力や表現力が自然と蓄積されていくとGoogle翻訳で出てきた文章が相手に伝わるものなのか、パッと見てわかるようになってきます。

でも実際に話す場に出てみると、あまりにも話せなかった、言いたいことが言えなかった。実際、メールのライティングはかなりの効果があったのですが、それだけでは話せるようにはならないのだと、実感しました。