前回よりも日本のメダル数が多いワケ

予測によると、20年東京オリンピックで最も多くのメダルを獲得するのはアメリカで、金・銀・銅合わせて117個となっている。

次いで中国、ロシアと続き、日本は第4位の計65個。16年リオデジャネイロオリンピックでのメダル獲得個数41個と比べると、約50%増える見込みだ。

増加の根拠のひとつとして、女子競技が急激に増えたことが挙げられる。これはオリンピックにおける男女平等性向上に向けた取り組みの結果だろう。

たとえば、ボクシング、カヌー、ボートは男子競技数が減ったが、同スポーツの女子競技数は増えている。また最近のオリンピック競技数は、男女比が等しくなるようにバランスをとっている。

20年東京オリンピックでは、男子競技数がオリンピック史上初めて半数を割り、46%が女性のみ、48%が男性のみ、残る6%が混在またはオープンとなっている。ちなみに40年前のモスクワオリンピックでは、女性のみの競技は4分の1以下であった。16年リオの45%を上回る夏季オリンピックにおける女性競技者活躍への期待が、メダル獲得増加率の新記録への期待に繋がっている。

メダル獲得数の的中率に関してマテウス氏は、「リオオリンピックでは、日本は金メダル14個、銀メダル10個、銅メダル12個の合計36個と予測していました。結果は金メダル12個、銀メダル8個、銅メダル21個と、銅メダルが予測より多かったものの、ほぼ誤差の範囲で当たりました」と、今回の予測にも自信を見せた。

ただ、ロシアの組織的ドーピング違反により世界反ドーピング機関(WADA)がロシアを今大会から除外すると決めたため、今後各国のメダル獲得数の予測にも増減が出てくる可能性がある。

ロシア不在の恩恵を最も受けるのはアメリカで、計4個の金メダルが加わるとみられる。日本の金メダル獲得数は世界第4位から3位となる見込みだ(WADAは不正の関与がないと証明された選手について、個人資格での参加を容認している)。