家庭用ウオーターサーバー(宅配水)が脚光を浴びている。その理由はいうまでもなく、東日本大震災後、消費者の間に起こった備蓄用としてのニーズ。さらに、3月23日に明らかになった原発事故による東京の水道水への放射性物質混入への対策だ。この時期から、業界各社には消費者からの問い合わせが殺到したという。
日本の宅配水 売上高推移
家庭用宅配水でトップシェアのアクアクララ経営戦略室長の内海勉氏は「これほど注目されたのは初めて。地震発生の翌日から、既存客の追加オーダーが相次いだ。新規申し込みも従来は1日当たり300件前後だったのが2倍になり、水道水汚染直後の3日間では2万件以上だった。5月に入っても通常時の3倍ペースが続いている」と話す。
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