「棚ボタじゃない」と、努力を最大限強調

嫌みや嫉妬を感じたら、「棚ボタじゃない」と、努力を最大限強調します。「本人は毎日5時間以上練習して、すごく努力していたけれど、親としてはちょっとかわいそうだったので今回はホッとしました。よかったです」と切り返します。「親としてしのびなかった、本当はやめさせたかった、辛い姿を見ていたたまれなかった」などの言葉を添え、「だけど運よく入賞できて一安心した、ありがたい」などとまとめれば、角が立ちにくい。「運がよかった」は、最初ではなく最後に持ってくるのがポイントです。

もう1つ、「自己卑下的提示」の心理メカニズムを利用するのも効果的です。「うちの子はピアノの練習はちゃんとやるけれど、それ以外は全く言うことを聞かなくて」とか「勉強のほうはからっきしダメで」などと貶めてしまうのです。要は、自分側(子ども)を落とすことで、相手を上げ、それによって嫉妬の攻撃を鎮めるのです。いかにもできそうな人が「下位になる」と好印象になり、親しみやすさが断然上がります。

そのうえで相手の子どもを褒めると、さらに効果的です。「○○ちゃんだってピアノがお上手じゃないですか」と同じ土俵で褒めると嫌みになるので、全く違う話題を盛り込みます。「○○ちゃんは、パパやママの言うことをちゃんと聞くからいいですよね」とか「○○ちゃんはお勉強ができるから、正直そっちのほうがうらやましいです」など。少々面倒くさいですが、人間関係がこじれないために、多少のテクニックを駆使したほうがよいと思います。

【対策】棚ボタではないと、子どもの努力をアピール

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(構成=篠原克周)