それから体をゆがめないこと。例えば、座っているときは腰骨を立て、背筋を伸ばすように心がける。ゴルフをするときも、たまには左利きの要領で素振りをしてみる。カバンを持つにも、右手と左手を均等に使う。また両手を背中側にまわしてお尻の後ろでカバンを持つと、肩甲骨の周りの筋肉がほぐれます。
インナーマッスルを鍛える
また、電車に乗るときは、つり革を使いません。インナーマッスルを鍛えるため、両足を内股にして膝を少し落とし、空手でいう「三戦」(サンチン)の姿勢をとります。
あと「忍者マッサージ」は知っていますか?甲賀流の忍者が身につけていた治療法を今に伝えているもので、日本酒を使ってマッサージをします。伝道者の芳原雅司先生は伊調馨さん、吉田沙保里さんのメンテナンスを担当した人で、野球やプロレスなど様々な分野のアスリートの不調を治しています。
このようにいろいろやっているわけです。私の仕事は体が資本。ちょっとでも体にいいと思えることは、試す価値ありだと思っています。
(構成=東 雄介 撮影=栗原克己、和田佳久)