『複雑性とパラドックス』『生物と無生物のあいだ』は、科学技術全般を理解するうえで知見を与えてくれる。

前者は、生物、経済、コンピュータなどといったあらゆる複雑さの中にさまざまな本質があることを、後者は生命というシステムが動的に平衡を保つことを説く。両書に通じる「世の中の原理を捉える」発想は、環境問題、医療問題など、地球規模の社会的問題をITで解決する弊社の「スマーター・プラネット」構想にも通じるものがある。

(構成=鈴木 工 撮影=的野弘路、永井 浩)