投資効果抜群だった「ブラジル」の成長ぶり

21世紀の最初の節目を迎えたが、ここ数年の最大のパラダイム転換は何かといえば、先進国と新興国の立場が入れ替わったことだろう。

一昨年のリーマンショック以降、冷え込んだままの先進国経済とは対照的に、新興国はそれぞれ成長のエンジンを再点火させている。たとえば昨年のブラジル投資のリターン率は、株式市場の伸びに加えて通貨が強くなった相乗効果で200%以上を記録した。