デスクが散らかりがちな人は、どうしたらいいのか。「片づけが苦手」「時間がない」と言っていても仕方がない。文具メーカー・キングジムで業務効率向上コンサルティングを行う“キングジム ファイリング研究室”は、「仕組みさえ理解できれば、誰でも簡単に片付けできる」という。その“整理術”とは――。
※本稿は、キングジム ファイリング研究室『“オフィスのプロ”だけが知っている キングジム 人も組織もうまくまわりだす 超整理術213』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
心理的な「壁」を探ってみる
目の前に山積みとなった書類や資料と日々格闘しながらも、「なんとかなっている」と思い込んでいる人は多いでしょう。
「これまで問題なくやってきたから片づけなくていい」
「自分仕様のやり方でミスしたことはない」
このように、人は従来のやり方を変えることに抵抗を感じるものです。
なぜ整理術が必要なのか――。まずそこから探っていきましょう。
大切な意識は「職場はひとりで回しているわけではない」ということです。回覧書類がどこかに紛れてしまえば、円滑な業務の障壁となるのは容易に想像できます。まずは自分の内側にある、楽をしたがる心理的な「壁」を明らかにして、乗り越えることが第一歩です。
片づけられない理由は3パターン
片づけられない人、整理が苦手な人の特徴には、主に3つのパターンがあります。
(1)「忙しい」が口癖の人
「忙しい、忙しい」といつも言って、片づけをする時間などないと思い込んでいる人
(2)資料が増えてしまう人
仕事に取りかかると、余計な周辺情報まで熱心に調べ上げてしまう人。満足がいくまで資料が集まったときには、書類が山積みの状態で収拾がつかなくなっている
(3)捨てられない人
過去と未来を考えすぎて、資料を溜め込んでしまう人。すでに必要ない書類にもかかわらず「いつか使うかもしれない」「捨てるには忍びない」など、書類が“思い出の品”と化する
「忙しい、忙しい」といつも言って、片づけをする時間などないと思い込んでいる人
(2)資料が増えてしまう人
仕事に取りかかると、余計な周辺情報まで熱心に調べ上げてしまう人。満足がいくまで資料が集まったときには、書類が山積みの状態で収拾がつかなくなっている
(3)捨てられない人
過去と未来を考えすぎて、資料を溜め込んでしまう人。すでに必要ない書類にもかかわらず「いつか使うかもしれない」「捨てるには忍びない」など、書類が“思い出の品”と化する
ほとんどの方が、このいずれかに当てはまるでしょう。つまり、これら3つの「落とし穴」を知っておけば、「片づけられない人」に陥りにくくなるということでもあります。