心配事ばかりで疲れる、些細なことに振り回される、他人の視線ばかり気になる……。そんな人は禅の習慣を取り入れてみてはどうだろうか。スタンフォード大学やグーグル本社で禅を教える住職の松原正樹氏は、「『心配事が多い』と自分の感情に執着しないほうがいい。思考のクセや生活習慣をちょっと変えるだけで、『心の免疫力』は鍛えられる」と語る――。

※本稿は、松原正樹『心配事がスッと消える禅の習慣』(アスコム)の一部を再編集したものです。

佛母寺住職の松原正樹氏。スタンフォード大学やグーグル本社で心の鍛え方を教える。

感情に執着することが苦を生む

「Let it go(レット・イット・ゴー)」。直訳すると、「もう気にしない」とか、「手放そう」というような意味ですが、映画『アナと雪の女王』の歌の歌詞で有名になったように、「ありのままで」と考えてもらっても問題はありません。