外食チェーンの「吉野家」「はなまるうどん」「ガスト」が、全国約3000店で使える「3社合同定期券」を発売した。価格は1枚300円。店頭で示すと、吉野家で80円、ガストで100円割引になり、はなまるでは天ぷらがひとつ無料になる。有効期間である9月10日から10月21日の間は、全店で何回でも使用可能だ。

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3社にとって、この企画の最大の目的は「話題性」だ。マスメディアに加えて消費者がSNSなどで勝手に取り上げて拡散してくれることが一般的となった昨今、CMなどに費用をかけるよりも、斬新で注目度の高いイベントを実施したほうが賢いマーケティング戦略といえる。

(構成=吉田彩乃 写真=iStock.com)
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