小室氏のいうことは「真っ赤な嘘」だった

それが杞憂だったことを、文春は7月12日号で証明してくれたのである。タイトルは「『小室哲哉は許せない』KEIKO親族怒りの告発」。

文春の巻頭のモノクログラビアに、マスクをしているが、紀ノ国屋の袋を持ち、にこやかに笑っている女性が載っている。キャプションに「私は元気です by KEIKO」とある。

彼女は膜下出血のリハビリ中で、芸能活動を休止し、音楽には興味を示さず、小学校4年生の漢字ドリルをやる程度にしか戻っていないはずじゃなかったのか。

小室の会見後、一部の識者といわれる連中が文春批判を繰り広げた。文春はそれ以降、批判に対しては真摯に耳を傾けるが、「予断なく検証取材を重ねた」というのである。

結果、小室のいうことは真っ赤な嘘だったことが、親族ならびにKEIKO本人が立証してくれたのだ。

漢字ドリルをやっていたのは5年以上前のこと

彼女は現在、実家のある大分県・臼杵市で暮らしている。

「六月のある昼下がり、ピンクのパンプスを履いたKEIKOは、市内の石畳の路地にいた。軽やかに歩を進めていた彼女は、出会った親しい知人に活き活きと手を振った」(文春)

彼女の親族の了承を得たうえで、知人が提供してくれたのが先の写真だそうだ。

その知人は、小室の会見での言葉は嘘ばかりで、彼女の本当の姿を伝えたかったという。

「小室さんは小四の漢字ドリルが云々、と言っていましたが、桂子(KEIKOの本名=筆者注)が漢字ドリルをやっていたのは五年以上前のこと。しかも、リハビリの一環として、試しにやったことがある程度です。それを小室さんはさも、いま彼女のために取り組ませているかのように語り、世間に“小四”という言葉を印象づけたのです」(知人)

しかし、手術直後は深刻な状態だったことは間違いない。

「小室さんと結婚していることや、父親を亡くしたことも覚えてなくて、ある日突然大好きだった父親を思い出し、ワーッと泣き出したこともあった」(同)

それでも臨床医のトレーニングを受けて懸命にリハビリに取り組み、著しい回復を遂げてきた。だが、そこに小室はほとんど手を貸していないというのである。