「今、生徒に映像見せているから大丈夫」

男性教員と同じ学部に勤める教員はこう証言する。

「男性教員の遅刻は当たり前だったようで、ひどいときは1時間も遅刻していたそうです。学生に直接連絡を入れて授業を休講にしていたのは、おそらく大学経由で休講の連絡をすると、後から補講しなくてはいけなくなるからだろうと思います」

「あるとき、男性教員と打ち合わせしていた途中で、その時間が彼の授業中であったことに気づきました。そのことを伝えると『今、生徒に映像見せているから大丈夫』と言っていました。学生に映像資料を見せている間に、授業を抜け出すのは『さすがにまずいのでは』と思いましたが、当時の自分は彼を指導できる立場になかったため、言い出せませんでした」

渡部直己教授は「退職願」を提出

中央教育審議会は、2008年、学生の学習時間を増やす必要性を指摘。大学設置基準に沿い、1科目(2単位)につき最低でも15回の授業を行うことをあらためて求めた。また多くの大学では、シラバス(授業計画)を詳細に記すことが義務付けられている。教員の都合で遅刻や休講などの怠慢授業が繰り返されていた場合、単位として認められなくなる恐れがある。

プレジデントオンラインの取材に対し、男性教員は6月26日、メールで「ご質問の窓口は広報に一本化しておりますので、(大学の)広報課にお問い合わせください、とお返事するようにとのことでした」と回答している。

早大は6月26日、「本学教授によるハラスメント行為に関する報道について」というリリースを出し、渡部教授から「『退職願』を大学あてに送付した旨の連絡がありました」と通知している。

早稲田大学が6月26日に出したリリース。「本学教授によるハラスメント行為に関する報道について」というタイトルで、「『退職願』を大学あてに送付した旨の連絡がありました」と通知している。

プレジデントオンラインでは引き続きこの問題を報じていく。