南北、そして米朝の歴史的な首脳会談が近づく北朝鮮情勢。これだけの情勢変化に対応するにはどうしたらいいのか。弁護士として民間の「ややこしい人」との交渉を得意としてきた橋下氏が、国家間の交渉のキモを解説する。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」(4月10日配信)より、抜粋記事をお届けします――。
なぜゲーム理論は役立たないか? 僕が身に付けた実践的交渉ノウハウ
北朝鮮情勢が激しく動いている。今の国際ルールでは、いきなり軍事力を使うことはご法度なので、まずは交渉・駆け引きが行われる。まあ外交ってやつだね。今回の北朝鮮をめぐる外交は、各国が自らの利益を主張し、激しくぶつかり合いながら利益を確保していく、まさに武力を使わない戦争そのもの。
ところが、これまでの日本の外交の柱は、とにかく仲良くしましょう、と笑顔を振りまくものだった。今回の武力を使わない戦争状況において、日本の外交能力がどこまで通用するのか、まさに正念場だ。
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