マーケットを絞れば“悩み解決”力が養われる
また、尾山は自分の得意なマーケット(分野)を作ることを勧めている。
「私たちの仕事は、いわばお客さまの“お悩み解決業”です。特定のマーケットで活動する方が、そのマーケット特有の習慣や文化、ルールや仕組み、言葉などを理解できるため、お客さまの悩みごとを解決する力が養われるのです。
最初は『大数の法則』を信じて活動することも必要でしょう。しかしその間にも、自分がどのようなマーケット=人生で生きていきたいかを考えていくことが大切です。
そしてマーケットを絞り込めれば、お客さまから『自分の置かれている状況や事情をよく理解してくれている』と信頼していただけるようになり、悩みごとを相談してくださったり、大切な方をご紹介していただけるようになるのではないでしょうか。
お客さまの悩みごとまで相談されるようになったら、ストレングス・ポイントを武器として、解決することができますよね。
ストレングス・ポイントの活用法も、使う順番や使い方、得意技などに独自のものがあれば、それが差別化となり、競争力の強化につながります」