せめて週末くらいはたっぷり寝よう……。そうした考えは禁物だ。体内時計と生活時間の間にズレが生じると、仕事のパフォーマンスが下がったり、肥満の原因になったりする。中にはガンの発生率を上げるという研究結果もあるという。専門家が『社会的時差ボケ』と呼ぶその現象とは――。

※本稿は、伊藤和弘・佐田節子著、三島和夫監修、『疲れをとるなら帰りの電車で寝るのをやめなさい』(日経BP社)を一部再編集したものです。

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平日は朝も早いし、睡眠も不足ぎみ。せめて週末くらいはたっぷり寝よう……。そんなふうに考えている人は少なくないだろう。しかし、土日にたっぷり寝たはずなのに体調はイマイチで、特に休み明けの月曜日がつらい、なんてことはないだろうか。