「大企業病」には"改善"ではなく"改革"が必要
大企業病とはどういうものかが、本書で実によくわかる。著者は、投資から製品づくりまで広範な経営支援を行う経営共創基盤の幹部。変わりたくてもうまく変われずにいる「大きくて古い会社」を担当する。
木村尚敬(きむら・なおのり)
経営共創基盤パートナー・取締役マネージングディレクター。慶應義塾大学経済学部在学中に起業。日本NCR等を経て現職。レスター大学・ランカスター大学修士(MBA、MSc in Finance)、ハーバードビジネススクールAMP修了。
経営共創基盤パートナー・取締役マネージングディレクター。慶應義塾大学経済学部在学中に起業。日本NCR等を経て現職。レスター大学・ランカスター大学修士(MBA、MSc in Finance)、ハーバードビジネススクールAMP修了。
「『ウチのことを書いたでしょ』とよく言われる」と苦笑する著者。「日本の企業は今、岐路に立たされています。必要なのは経営の『改善』ではなく『改革』。それには部課長クラス、つまりミドルの働きがとても重要になります」。
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