失言体質を直す3つの方法
世の中には、何度も懲りずに失言を繰り返す、「失言体質」の方が少なからずいます。
それは性格の問題であって直らないと思うかもしれませんが、「話す」というコミュニケーションにおいて普段から次の3つに気を付けていれば改善していきます。
●即答しない
●沈黙する時間を恐れない
●感情的になりそうなときに止める
まず会話においてすぐに頭に浮かんだことを口に出して即答するのをやめます。
一度考えてから口に出すこと。そして、その「一度考えてから」という沈黙する時間が生じることを恐れず堂々と黙ること。また、「一度考えてから」という行動ができないほどに相手の発言により怒りや悲しみという感情がわき起こったときが要注意。感情に任せて言葉を発しないように、そこで一度せき止める必要があります。
そんなことわかっているよ、それができないから困っているんだよ、という声が聞こえてきそうですね。この3つをできるようになるためのスキルが「間」です。
間をとることで失言のリスクがへり信頼を勝ち取ることができます。ここでは、「間」を使った失言対策を3つご紹介します。
1、動作を挟む
政治家の議会対策や経営者の株主総会対策のスピーチトレーニングでは、質疑応答の場面を取り扱います。そのときに「答えに困ったら、何も話さずに腕組みをして目をつぶってください」と話しています。こうして「腕組みをして目をつぶる」という行為により「間」を自然にとることができます。
ただし、プレゼンテーションや会議の場でこれをすると印象が悪くなる恐れもあります。そのときは、水を飲んだり、手元の資料をめくったりという行為でもかまいません。大事なことはすぐに口を開くのではなく、何か他の動作を挟み「間」を自然にとるということです。