年収は頭打ち 赤字削減の妙策はコレ

年収が頭打ちで、この先、大幅アップは望めないという40代の夫。私が強く勧めたいのは、会社に期待するのはやめて、会社以外の場所で収入を得る方法を考えることである。

会社からもらう給料だけが収入ではない。投資でリターンが得られればそれも収入だし、副業で収入を得てもいい。私の知人は英語を猛勉強して通訳案内士の資格を取得し、会社の休みに外国人向けの観光ガイドで副収入を得ている。あまり役に立たない資格を複数取得するより、英語を習得したほうがずっと実用的で副収入が得やすいし、本業にも役立ち、収入アップに繋がる可能性が高い。かくいう私も現在、オンラインで英会話の勉強中だ。

メーンの収入に加えてサブの収入を得るということは、収入が増えるということに加え、家計が安定する、というメリットもある。片働きより共働き、収入源が1つより、2つ、3つのほうが安心だ。その意味でも、多くの仕事を抱えて残業代を稼ぐより、残業をやめて副業をする、語学力をつけるほうがいいのである。

今村家では月に8万円近くも赤字が生じており、改善は急務といえる。気になるのが、夫の小遣い5万円。「これくらいは必要だ」と言いたいところだが、そのほとんどが部下へのおごりに消えている点には改善の余地がある。ルールを決めてはどうか。私は自分から後輩を誘った場合は、全額自分で払う。しかし定例の飲み会やその場の流れで飲みに行くときはおごらないと決めている。一昔前とは異なり、上司といえども大盤振る舞いできないことは若い世代も承知している。無理のない付き合いで円滑な人間関係を築くというのが、今の時代に合っている。