若者よ、プロオヤジをなめるな

今回からオヤジの遊びや消費について、細かいレポートをさしていただきます。IT&IoT全盛時代の今、ついて行けないオヤジは蚊帳の外に置かれがちです。ところがどっこい、オヤジ達はオイルショックからバブル時代まで戦い抜いた、驚くべき生存術を学んでいます。ゆえにコスパのあるモノを選ぶ目利きや、消費を楽しむ技は、今の若者世代を凌駕しているのです。

はっきり言って、「若者よ、プロオヤジをなめるな」。こんな気持ちで一杯です。

こちとらは、ヌーベルキュイジーヌに踊らされ、DCブランドのバーゲンに並び、10本1000円のポッキーを食べるために、キャバクラに足繁く通ったんだ。何十年も消費文化に翻弄されているから、持っているモノが違うんだよ。そんじょそこらの、ガキには負けない。たんと読んで、プロオヤジの凄さ、奥の深さを知って下さいな。こう思えてなりません。

第1回「団塊世代が託す、ゴルフ御政道」

第1回目はオヤジの大好物、ゴルフについてのレポートをします。そう書くと、「今の若者はゴルフなんてしない。すでにオワコンじゃん。聞きたくもない」と、吐き捨てるように言いがちです。確かにその通りです。バブル時代に約1200万人だったゴルフ人口が、今や700万人に減少したと言われています。

現在のアマチュアゴルファーは、団塊世代、バブル世代の50歳以降がメインです。あと10年ぐらいしたら、ゴルフ人口は500万人を割るかも知れません。似たような現象が、先に起きたスポーツといえば、スキー&スノボ業界でしょう。おかげで、今やゲレンデはガラガラで、思う存分パウダースノーを満喫できるというわけです。

ゴルフ業界も危機的状況と言えますが、ゴルフプレーヤー視点から見れば、コースはすいていて、料金も安く、クラブの中古市場も活況で、いいクラブが安く手に入ります。ゴルフをやるなら、まさに今なのですが、どうしてもやる気が起きない。それは誰もやらないし、遠いし、料金が高いし、時間がかかるし、上手くならないし、若い女性がしないから野郎は燃えない等、ネガティブ要因のオンパレードとなっています。