安倍政権を取り巻く世界情勢が、逆風に転じている。「ポスト安倍」候補の一人、石破茂前地方創生担当相と、気鋭の国際政治学者、三浦瑠麗氏が外交・安保から経済政策まで縦横無尽に語り合った。全3回の対談連載、中編をお届けする――。
金融政策と財政出動はいつまでも続かない
【三浦】安倍政権の高支持率の要因としてアベノミクスに対する一定の評価があります。仮に同じ政党内で政権交代するにしても、経済政策に何らかの違いを出さなければ求心力になりえないと私は思いますが、「イシバノミクス」はどのようなものになりそうですか?
【石破】そんな言葉聞いたことない(笑)。話が迂遠で恐縮ですが、私の政治家としての原体験は平成2(1990)年の2回目の当選なんです。当時は海部内閣で、竹下(登)総理が消費税と引き換えにご自分の内閣を差し出したあと、宇野(宗佑)内閣、海部内閣が引き継いで消費税を組み込んだ予算を国会に初めて提出していた。
【三浦】消費税の是非が選挙の争点になったわけですね。
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