ほとんどの企業が完全に勘違いしている。企業は社員に「やる気を起こさせる」必要があるのではない。「やる気をなくさないようにする」必要があるのだ。

社員の大多数は、新しい仕事を始めるときにはかなりの情熱を持っている。しかし、約85%の企業で、彼らの士気は最初の半年が過ぎると急激に低下し、以後は下がる一方になることが、われわれの調査で明らかになった。この結果は、シロタ・サーベイ・インテリジェンス(ニューヨーク州パーチャス)が、フォーチュン1000社企業を中心とする52社の約120万人の社員を対象に2001年から04年にかけて行った調査による。