東京・中野区の住宅街にある「サンクス・都立家政店」は一見すると目立たないコンビニだ。業界4位・サークルKサンクスのFC店。最寄りの西武新宿線・都立家政駅から徒歩5分という微妙な立地で、駅前には業界トップの「セブン-イレブン」、飲料・食品に力を入れるドラッグストアなど、競合店がひしめく。
菊地健一郎●1973年生まれ。中央大学経済学部卒。日本電信電話、日本マクドナルドを経て、98年サンクスアンドアソシエイツ(現サークルKサンクス)に入社。2003年より城西地区を担当する。実家は表具屋。「経営者として自分の店をもつことが夢です」。
昨年来コンビニ業界は「タスポ(たばこ自動販売機用成人識別ICカード)」導入の影響で好調を維持しているが、この店では、たばこの取り扱いはなし。たばこ販売を行う近隣の「セブン」や「ファミリーマート」に比べて、状況はかなり不利だと言わざるをえない。
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