▼大坪さんからのアドバイス

<strong>キーストーンフィナンシャル代表取締役 大坪勇二</strong>●1964年生まれ。新日鉄で9年間経理を担当したあと、ソニー生命のフルコミッション営業に転身。2006年、ホロスプランニング創設に参画し、08年より現職。著書に『手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術』がある。
キーストーンフィナンシャル代表取締役 大坪勇二●1964年生まれ。新日鉄で9年間経理を担当したあと、ソニー生命のフルコミッション営業に転身。2006年、ホロスプランニング創設に参画し、08年より現職。著書に『手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術』がある。

仕事が発生したとき、その内容にかかわらず、手近な空いている時間にどんどん予定を入れていく人は多いかもしれません。しかし、そのスケジュールの組み方は非効率です。というのも、発生順に予定を入れると、行動を求められる仕事と思考を求められる仕事が同じ日に混在してしまうからです。この2つは別の曜日に分けるべきです。

行動する仕事と考える仕事がなぜ同じ日ではいけないのか。営業の仕事を例にとりましょう。営業の場合、行動する仕事といえばお客様との商談です。もしアポイントとアポイントの間に、営業活動について振り返る時間があったらどうなるでしょうか。私の場合、「さっきの商談は何がいけなかったのか」「次の商談にはどう臨むべきか」と迷い始めて、次の商談のパフォーマンスが落ちます。行動を最大化するためには、反省や戦略策定は後回しにすべき。行動すると決めた日は、行動一色でいいのです。

(村上 敬=構成 相澤 正=撮影)