手帳好きで知らない人はいない「ほぼ日手帳」

左が「ほぼ日手帳 WEEKS」、右が「NOLTY 能率手帳ゴールド」。

「ロフト」の手帳部門で11年連続1位を誇る「ほぼ日手帳」(東京糸井重里事務所)。この手帳の大きな特長は、手帳評論家たちからの評価が高いにもかかわらず、毎年改良を行っているところです。また、ホームページで手帳全ページの要素を解説したり、ユーザーの使い方を公開したりしているため、活用するためのヒントが得やすいといえます。

「ほぼ日手帳 WEEKS」の主な特長を見ていくと、まずメインとなるスケジュールは「週間レフト」です。メモページが方眼罫になっているため、図やイラストなども描きやすく、メモの整理やアイデアを記入するのに最適です。

また、メモページが週間スケジュールに52ページ、巻末に72ページもあり、紙は手帳に最適な「トモエリバー」を採用。たくさんメモできて書き心地がいいだけでなく、薄くて軽いため、携帯にも便利です。

「週の言葉」として、1週間につき1つずつ「ほぼ日刊イトイ新聞」から厳選した名言や愉快なエピソードが載っており、「くらしのリンク集」として、日々の暮らしに役立つ情報がQRコードで読み込めるのも、この手帳ならではといえます。デザインも14種類の表紙、9種類のカバーから選ぶことができるため、自分好みのデザインのものが見つけやすいといえるでしょう。

ラインナップの豊富さ、活用するための情報の得やすさから、デザイン性と機能性を追求した手帳を探している人や、手帳初心者は「ほぼ日手帳」から選んでみるのもいいでしょう。親しみやすく、洗練された手帳なので愛着がわきやすく、手帳ライフを楽しむことができるかと思います。

使うたびに品質のよさが実感できる「能率手帳ゴールド」

最高級羊皮を表紙に使い、手に馴染むしなやかさ、軽量化を実現し、小口(手帳側面)には防汚対策として24金加工が施された、レトロな風合いのポケットサイズ手帳「NOLTY 能率手帳ゴールド」(日本能率協会マネジメントセンター)。ビジネス街の老舗書店「丸善」の丸の内本店で10年間に9回も手帳部門で売り上げ1位を獲得するほど、圧倒的な人気を誇っています。

中身は、どんなペンで書いてもメモしやすい最高級の紙、目にやさしいクリーム色を採用するといったこだわりよう。また、完成度を高めるため、印刷、裁断、折り、丁合いなどの製作工程でのチェックも厳重に行っており、まさに職人の技が活かされたメイド・イン・ジャパンの逸品といった感じです。

メインとなるスケジュールは見開きで左側が1週間スケジュール、右側が無地のメモページからなる「週間レフト」。このほかの「月間スケジュール」が見開き2カ月で1日1行、見開き1年の「年間スケジュール」がついており、いずれもレトロ感漂うレイアウトとなっています。

使うたびに品質のよさが実感できるため、本物志向の人に最適ですが、この手帳の風合いを「レトロ」と取るか、「おじさん臭い」と取るかで、好みが大きく分かれるかと思われます。

このように人気の手帳の魅力を見ていくことで、自分が特にこだわりたいところが分かることがあります。たとえそれがちょっとしたことでも、1年間毎日使う手帳ですので、大きな差となってきます。「人気の手帳をチェックするのは手帳を知ることであり、手帳選びのコツを習得する近道」といっていいのかもしれません。

【関連記事】
2016年、失敗しない手帳選びのポイント5
あなたの手帳と同じものが108円で手に入る!? 「100円ショップ手帳」徹底比較
仕方なく手帳を使うのなら、お気に入りノートを手帳化する
グーグルカレンダー派に超おススメ「サブ手帳」
手帳が3倍使いやすくなる厳選「薄型文具」