孫正義は、なぜ日本を代表する経営者となりえたのか。どうして失敗を重ねながらも、最後には成功をつかみとることができるのか。その答えの鍵は「人たらし」にある! 超一流ともいえる名ゼリフの数々を、関係者が証言する。
稲盛和夫とともにDDI(第二電電)を立ち上げたのが、千本倖生である。
当時の肩書は専務取締役。千本は人材と資金の確保、法制度への対応と八面六臂の活躍をした。NTTや新電電各社との競争戦略の立案も彼の役目だった。孫正義と大久保秀夫が共同開発した「NCC・BOX」をDDIに売り込みに来た際にも、稲盛らとともに話を直接聞いたという。
イー・アクセス元社長 千本倖生氏
「そのときの孫さんの印象が強烈で、今でもよく覚えています。普通、企業のトップは技術的な部分にはあまり触れません。ところが孫さんは違った。回路一点一点に至るまで、微に入り細に入り説明をする。これだけ準備をして商談に臨む人って考えられないほどでした」
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