【4】手土産は持参すべきでしょうか?
「手土産を持参しないと“手ぶらできたのか”と思う人もいれば、逆に持っていくと“こんなもので済まそうというのか”と思う人もいます。手土産は相手によって受け取り方が異なる難しいものなのです」とマナーコンサルタント 西出ひろ子氏。
無難なのは手土産とわからないようにバッグに入れて持参。ひと通り話が終わったところで「お詫びの印です」と言って差し出す形だ。「相手が受け取れば事態は解決に向かう、受け取らなければさらなる対応が必要という判断材料にもなります」。
【5】応接室では謝罪相手が来るまで立って待つ?座って待つ?
トラブルの重大性、謝罪の内容にもよるが、立って待つほうが無難。来客ということで部屋の奥の上座に案内されるはずだが、それを断り扉の近くで立って待つ。相手に着席を促されるまでは立っていること。
【6】緊張で喉がカラカラ。出されたお茶は飲む、飲まない?
飲まないのが基本。勧められても飲まないようにしたい。喉が渇くのはわかっているのだから、面会の前に水分を補給しておくことも大切だ。
【7】お辞儀の作法。角度や時間、回数などを知りたい。
謝罪会見などでは体を深く曲げ長々と頭を下げている場面をよく見かけるが、対面謝罪でそれをすると空気がさらに緊迫することがある。両手を前に揃え、礼の角度は45度。頭を下げている時間はふた呼吸ほど。一度顔を上げ、相手の目を見て謝罪の言葉を述べ、再び下げる。