保障は手厚いほど安心だが、保険料というコストがかかる。どの保険を選べば効率よく保障を手に入れることができるのか──。
数多くの商品があふれる中で最適の保険を選ぶのは至難の業だ。そこで保険のプロ23人に「おススメできる保険」「おススメできない保険」をピックアップしてもらった。実際に加入する際には、年齢や家族構成、ライフスタイルなどによってベスト保険は変わるが、ひとつの指針にはなるはずだ。
がん保険は、がんの治療に特化した医療保険。がんと診断されたときに一時金で受け取れる「診断給付金」、手術をした際の「手術給付金」、入院したときの「入院給付金」の3つが基本保障となる。医療保険では1回の入院で受け取れる入院給付金の限度日数は60日型が主流だが、がん保険の場合は日数無制限になっているのが一般的。長期入院が必要な場合でも、安心して治療が受けられる。
ランキングでトップになったのはAIG富士生命の「がんベスト・ゴールドα」。がん保険は前述の3つの保障がセットになっているのが一般的である中、同商品は「診断給付金のみの保障が選択可能」であることが高く評価された。2年に1回を限度、回数無制限で給付される。後出のランキング表では他社の条件と近づけるため、入院給付金などを含めた例を掲載しているが、仮に40歳男性ががん診断給付金、悪性200万円、上皮内100万円、で加入した場合(先進医療給付金は2000万円)、毎月の保険料は5589円となる。「診断給付金に初回診断一時金を上乗せ可能で、がんになったら以後の保険料は免除される」ことも評価されている。
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