報告書の類いを書く際に思い浮かべるのが、上司の顔だけだとしたら要注意だ。あなたの上げた情報は、最後に社内で最も数字に強く、最も数字を欲しがる人物――社長や経営陣の手に渡るかもしれないのである。彼らが一目見て「こいつ、わかってる……」と唸るような“魔法の数字”とは何か? 書面に添えるべき数字の広いレパートリーと、その奥深さを探っていこう。

【STEP0】

物事を数字に置き換えるということは、究極の具体化である。だからこそ、常に具体性が求められるビジネスの場では数字が不可欠なのだ。私は様々な会議でいろいろな資料を見せてもらう機会があるが、数字が入っているということは非常に大切。数字がない資料など論外である。

ただ、数字の扱いはそう簡単ではない。その難しさには、いくつかの段階がある。