保障は手厚いほど安心だが、保険料というコストがかかる。どの保険を選べば効率よく保障を手に入れることができるのか──。
数多くの商品があふれる中で最適の保険を選ぶのは至難の業だ。そこで保険のプロ23人に「おススメできる保険」「おススメできない保険」をピックアップしてもらった。実際に加入する際には、年齢や家族構成、ライフスタイルなどによってベスト保険は変わるが、ひとつの指針にはなるはずだ。

医療保険は病気やケガで治療が必要になった際に給付金を受け取れる保険。入院した日数に応じて支払われる「入院給付金」、手術を受けたときの「手術給付金」が保障の中心となる。1回の入院で受け取れる入院給付金の限度日数は60日型が主流。平均入院日数が32.8日(厚生労働省「患者調査」2011年)であることを考えれば、十分ともいえるが、脳血管疾患では平均入院日数が93日(同)であるなど、長期入院が必要になるケースもある。

そこで、登場しているのが7大生活習慣病の保障を手厚くした医療保険だ。7大生活習慣病とは、がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧症疾患、腎疾患、肝疾患(会社によって対象は異なる)のこと。