妻だけに育児させていたら、赤信号

国の制度はすぐには変わらないだろうから、読者の皆さんにお願いしたい。

仕事が忙しくて、妻に幼いわが子の世話を任せきりにしているとしたら、いつ育児ノイローゼになってもおかしくない。ヒステリックに子供を叱っていたりしたら、赤信号だ。うちは大丈夫と思わず、すぐに誰か手伝ってくれる人を探したり、シッター代を家計から捻出するようにしてほしい。

早く帰れる日があるのなら、育児を変わってあげて妻に休ませてほしい。親しい人が子育てに疲れていたら、たまに子供を預かってあげてほしい。疲れさえ取れれば、母性は回復するのだから。

静かな拘置所のなかで十分な休息が取れた時。厚木市の容疑者は、かつて抱きしめた我が子の柔らかさや甘い匂い、かわいい笑顔を思い出したのではないだろうか。上の子が6歳、下の子が3歳になるまで生み育ててきた彼女に愛情がないわけない。

「子育てで大変な時期は、ずっとは続かない」

先輩ママはアドバイスしてくれる。でも、孤立している母親にとって子育て期はとてつもなく長く感じられる。今後また母親が子供を殺してしまうような悲劇が2度と起きないように、自分の奥さんだけでなく、身近にいる子育て中の母親にも気にかけてほしいのだ。