理性を麻痺させる脳のメカニズム

こんな出来事があった。振り込め詐欺に騙されている母親が銀行員や警察が制止したにもかかわらず「私は親だから間違いなく本人だとわかる」と言いながら銀行で大金を振り込んでしまったのだ。ここに人が騙されるメカニズムをみることができる。

人間は極度の不安や恐怖を感じると、脳が扁桃体優位の状態になる。つまり扁桃体がアドレナリン放出の信号を出し、ストレスを回避する行動を促すのだ。その結果「理性」を司る前頭前野の働きが弱くなり、冷静な判断ができなくなる。詐欺師は経験的にこの現象を知っており、それを巧みに利用して人を騙すことができるのだ。

また女性が男性より騙されやすいというのも紛れもない事実である。先の振り込め詐欺の事例もそうだが、騙されるのはほとんどが女性である。そして「占い」にはまりやすいのも女性である。