
高杉 良(たかすぎ・りょう) 1939年、東京都生まれ。専門紙記者、編集長を経て、75年『虚構の城』で作家デビュー。以来、経済界を舞台にしたリアリティー溢れる話題作を次々と発表。『金融腐蝕列島』など著書は70作を超える。
『小説日本興業銀行』全4巻が上梓されてからはや26年。あの男が帰ってきた。日本興業銀行頭取の中山素平だ。
経済界に危急存亡の時あらば姿を現し、迅速に事態を解決する。その姿は日本の将来に思いを巡らす勤王の志士が新撰組を向こうに回して縦横無人に闘う「鞍馬天狗」を彷彿させることから「財界の鞍馬天狗」とよばれた。
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(尾関裕士=撮影)